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オブジェクト・シアター|好光義也
2023.06.16.Fri
06.30.Fri
キュレーション 権祥海
アーティスト 好光義也
会期 2023年6月16日(金) - 6月30日(金) 開場時間 13:00 - 20:00 パフォーマンス上演 6/17-18 15:00-, 19:00-|6/23 19:00-|6/24-25 15:00-, 19:00-|6/30 19:00- 予約フォーム:https://forms.gle/osGHfXattq6W7yDB9 ※各回約40分、要予約、各回参加人数20名 入場料 展示¥500、展示&パフォーマンス¥1000 主催 The 5th Floor 助成 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京[スタートアップ助成] 協力 LEILA The 5th Floor 賛助 D/C/F/A 設営 柏木崇吾 デザイン 王嘉蘭
ものがものを演じる人形なき人形劇「オブジェクト・シアター」に着目する振付家・好光義也の個展を、6月16日(金)から30日(金)まで、The 5th Floorにて開催いたします。 「オブジェクト・シアター」とは、人形の代わりに日用品や抽象的なオブジェ(例えば、立方体や球体など)を用いる現代的な人形劇の一ジャンルであり、ものと身体の関わりに興味を持ちながら活動する振付家・好光義也が、近年自身の制作に取り入れている考え方でもあります。 好光の芸術活動は、人がいない間も存在するもの、人類がいない時代、そしていなくなっても存在し続けるものへの興味・関心から論じられている思弁的実在論、現代的な唯物論から影響を受けています。好光は、私たち人間が認識しなくても、触ったり見たりしなくても、そこにものは存在し続けるという考え方を支持し、人がいなくても、そこに居続けるものに思いを馳せます。結局、「そのものがいるんだ」と人間が思えるのは、人間の五感でそれを知覚する瞬間や、言葉を使って想像することを通して実現しますが、彼は、そこに一種のロマンチックなものを感じていると言います。 本展では、好光の作品におけるものとのロマンチックな戯れを通して、あらゆる存在と触れ合うための抱擁の感覚を探ります。好光のパフォーマーとしてのマルチな技能(演技、人形劇、歌唱など)を用いた新作映像、ものや物語と観客の間に自身の身体を介入させるパフォーマンス、セノグラフィーを紹介いたします。 なお、6月17日には、18時から20時までオープニングレセプションを実施いたします。19時には、アーティストの好光が展示会場内でパフォーマンスを行いますので、ぜひご高覧ください。ささやかなお料理とお飲み物を準備してお待ちしています。初めてお会いする皆様と和やかな時間を過ごせるよう心込めておもてなしいたします。 皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
権祥海 キュレーター。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻(キュレーション)博士課程修了。現代美術とパフォーミング・アーツを横断するキュレーション、プラットフォーム運営、執筆活動を主軸に、パフォーマンスにおける共集性、個人や共同体のトランスナショナルな歴史実践を捉える。パフォーマンスプラットフォームStilllive共同代表(stilllive.org)、韓国月刊『PUBLIC ART』日本通信員。主な企画に「覚醒と幻惑:見えないものとの対話」(ゲーテ・インスティトゥート東京、2022年)など。
好光義也 振付家、アーティスト。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。人形劇の一ジャンルである、オブジェクトシアターに注目してパフォーマンス作品を制作している。ダンス、歌唱、演技、楽器演奏、ジャグリング、人形劇など、様々な表現手法を用いながら、非人間や他者との出会い方を模索している。最近は、家族や他者との関係に着目し、それらの記憶を保有するものとしてのオブジェクトと関わりを持とうとしている。主なパフォーマンスに「千代に、八千代さんに」(YPAM2022フリンジ、2022年)など。