カジェタノ・リモルテ|Cayetano Limorte
1990年スペインで生まれ、マドリードと東京を拠点に美術史家、インディペンデント・キュレーターとしてメディアアートを専門に活動している。キュレーション活動において、アート、身体性、テクノロジーの関係性に焦点をあて、近年では特に日本におけるビデオ・アートの始まりについて研究している。2013年コンプルテンセ大学美術史学部を卒業。その後、スペイン国立図書館の公式大学インターンシッププログラム(映像音楽コレクション部門)を修了した。2016年にはマドリード・コンプルテンセ大学、ソフィア王妃美術館による合同修士課程(現代美術史・視覚文化)を修了した。著書に『エルネスト・ネト:コモンプレイスとしての身体(Ernesto Neto. El cuerpo como lugar común)』(2018年、Asimétricas )。近年の主な展示には、2025年「スピードの物語」(瑞雲庵、京都、4月18日 – 5月18日)、2024年「GENE, Topia and Revolution : 1986-1988」(ソフィア王妃美術館、マドリード、スペイン)、2022年「体の終わり La Clausura del Cuerpo:遠藤麻衣×百瀬文」(Las Cigarreras、アリカンテ、スペイン)などがある。現在、キヤノン財団ヨーロッパの助成により東京藝術大学に1 年間の客員研究員として滞在(〜2025 年9 月)。