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ANNUAL BRAKE 2024
2024.12.02.Mon
02.02.Sun
キュレーション 岩田智哉
アーティスト 上竹真菜美、梅原徹、筒 | tsu-tsu
会期  上竹真菜美|Manami Uetake  誰かの風景|Landscapes in Others  2024年12月2日(月) − 12月15日(日)  梅原徹|Tetsu Umehara  Rumble  2024年12月23日(月)−29日(日)、2025年1月6日(月)-12日(日)  筒 | tsu-tsu  向く仕事 | vectoring  2025年1月20日(月)−2月2日(日) 開場時間 13:00 - 19:00(土日のみ20:00まで) 閉場日 会期中無休 入場料 ¥500 ※ANNUAL BRAKE 2024開催中は来場3回目以降を無料といたします 主催 The 5th Floor 助成 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成] 賛助 D/C/F/A デザイン REFLECTA, Inc.(岡﨑真理子+邵琪 ) お問い合わせ The 5th Floor / info@the5thfloor.org
この度The 5th Floorでは、「ANNUAL BRAKE 2024」を開催します。「ANNUAL BRAKE」は、1年に1度開催する継続的なプロジェクトであり、昨年に続き今回が第4回目となります。本プロジェクトでは、若手アーティストが招請を受け、自身の過去作のみで展覧会をつくり上げます。 日本の現代アートシーンでは、若手および中堅アーティストは、各地のギャラリー、オルタナティブスペースあるいは芸術祭において、ものすごい勢いで、立ち止まることのない作品発表を迫られています。超加速するアートサーキットは新しいものを次々と要求して、アーティストたちを翻弄します。 「ANNUAL BRAKE」では新作の制作・発表はありません。一度作家自身が立ち止まり、自身の足跡と物語を確かめ、実直に展覧会として構築することに焦点をあてるプロジェクトです。 第4回目の開催となる「ANNUAL BRAKE 2024」では、上竹真菜美、梅原徹、筒 | tsu-tsuが参加します。それぞれのアーティストは、会期中に14日間ずつ、回顧展を開催します。彼らが未来のために1度立ち止まるこの瞬間に皆様もお立ち寄り頂き、彼らの作品の前で立ち止まっていただけると幸いです。
岩田智哉 | Tomoya Iwata 1995年愛知県生まれ、キュレーター。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了。キュレーション史やキュレーターなど、キュラトリアル・スタディーズを研究する一方、広く人間を超えた他者との理解(不)可能性について展覧会実践を通して模索。また、アジア各地のオルタナティヴ・スペースを訪れ、それぞれのローカルのアートシーンにおけるオルタナティヴとインスティテューションのダイナミズムについてのリサーチを行う。2022年4月より、キュラトリアル・スペースThe 5th Floorのディレクターを務める。 主な企画展覧会として、「ANNUAL BRAKE 2022/2023」(The 5th Floor、東京、2022/2023年)「Things named [things]」(The 5th Floor、東京、2023年)、「la chambre cocon」(Cité internationale des arts、パリ、2023年)、「between / of」(The 5th Floor、東京、2022年)、「eat ro ekyu:久保田智広」(EUKARYOTE、東京、2022年)。 近年参加したプログラムに、Cité internationale des artsでのキュレーター・イン・レジデンス(パリ、2023年)、光州ビエンナーレの「Gwangju Biennale Academy International Curator Course」(光州、2024年)、Para Siteの「2024 Workshops for Emerging Arts Professionals: New Flows」(香港、2024年)など。また台北當代の「Ideas Forum」(台北、2023年)に登壇。
上竹真菜美|Manami Uetake 2018年、東京藝術大学大学院美術研究科修了。在学中にロンドン芸術大学チェルシーカレッジに交換留学。2021〜2022年、ポーラ美術振興財団在外研修員としてクンストラーハウス・ベタニエン(ドイツ)に滞在。現在は東京を拠点に国内外に活動の場を広げる。主な展覧会に、「蠢」(CSLAB、東京、2024)、「Vorbei ist nicht vorüber」(クンストラーハウス・ベタニエン、ベルリン、2022)、「Imagining Something Unknown」(デカメロン、東京、2022)などがある。 梅原徹|Tetsu Umehara 1996年神奈川県生まれ。都市と環境の構造が生み出す時空間的なダイナミクスと、そこに見えかくれするリアリティ、或いはフィクションへとアプローチした音響作品を制作している。 映像やダンス作品の劇伴制作、海外レーベルからのアルバムリリースやミックスの提供など活動分野は多岐にわたる。ドイツ/デュッセルドルフでの在住経験を経て、2018年横浜国立大学理工学部卒業。2020年東京藝術大学大学院美術研究科修了。近年の主な活動として、個展「Parallax +Drive」(Arts ISOZAKI、水戸、2023)や「ATAMI ART GRANT 2023」(熱海、2023)、「TRANSLATION for ALL」(渋谷PARCO、東京、2023)への参加など。2024年12月、英small méasuresより2ndアルバム「Ephemeral」をリリース。 筒 | tsu-tsu ドキュメンタリーアクター。山梨県在住。古典舞踊の手習いから得た「筒(つつ)」という身体感覚を手がかりに、実在の人物を取材し、演じる一連の行為を「ドキュメンタリーアクティング」と名付け、実践する。他方で、2022年から山梨県河口湖町にてアーティスト・ラン・レジデンス「6okken」を設立・運営する。主な個展に「01-25-1997」(クマ財団ギャラリー、東京、2024)、「地上」(十和田市現代美術館space、青森、2023)、「全体の奉仕者」(F/Actory、東京、2022)、主なグループ展に「FUJI TEXTILE WEEK 2023」(旧糸屋、2023)、「憑在実験 vol.1」(脱衣所 - (A) place to be naked-、2022)、「Habitat / Halle E, 」(TQW Halle E、オーストリア、2019)など。主な受賞に、第28回CGC最優秀賞、やまなしメディア芸術アワード山梨県賞など。Forbes Japan 30 under 30 2023選出。